MEMORANDUM

金融商品取引業コンプライアンスハンドブック

ども。弁護士の後藤慎吾です。

ここ2年半ほど、仕事と執筆活動で忙殺されていて、
このサイトもずっと放置状態だったのですが、
執筆の方がようやく目途が立ったので、久しぶりに管理画面をのぞいてみました。
今でもこのサイトを訪問してくれている方が結構いらっしゃるようでして大変恐縮しております。

この間、何を執筆していたかというと、
書籍の題名は「金融商品取引業コンプライアンスハンドブック」を予定しており、
文字通り、金融商品取引業者のコンプライアンスの実践に資する情報をまとめた実務本になります。
今年の夏までに上梓できればと思っています。

これまで、金融商品取引業者が遵守するべき個別の法律の解説本はいろいろと出版されてきましたが、
金融商品取引業者が遵守するべき規範は、
法律だけにとどまらず、金融庁の方針・指針や自主規制機関の規則など様々なものがあります。
また、金融商品取引業者がコンプライアンスを実践するためには、
「コンプライアンス」という概念それ自体や、
その実践を確保するための社内体制の整備に関する基本的な考え方などについても理解することが必要になりますが、
それらを一体的に解説した書籍はこれまでありませんでした。

そこで、これまでの経験を踏まえて、
いっちょここはまとめてみたろうやないか、と思い立ち、
執筆にとりかかったのはよいものの、
これが大変で、大変で。

「適格機関投資家等特例業務の実務」のときは、
2016年の7月に執筆をはじめて翌年の2月に脱稿したので(8ヶ月ほど)、
その経験から、今回も1年くらいあればいけるんじゃないかなどと邪推していたのですが、
甘すぎました。。

結局、「金融商品取引業コンプライアンスハンドブック」は、
2019年の10月から準備をはじめて、今すでに2022年3月です。
今年の初めに初稿を出版社に提出しましたが、
これからもゲラの確認やらなにやらであと数ヶ月はかかるので、
脱稿まで合計で2年8ヶ月くらいの期間がかかるんでしょう。
この間、酒も飲まず、遊びもせず、一心不乱に執筆作業と仕事だけしていました
(ちょうどコロナの期間と重なったのであきらめもつきましたが)。

今回の体裁は「適格機関投資家等特例業務の実務」のときと平仄をあわせているのですが、
それぞれの内容は、
「適格機関投資家等特例業務」が太陽系だとすると、
「金融商品取引業」は銀河系のような感じで、
カバーするべき範囲も深さも全く違いました。
ただ、今回の執筆で、これまで仕事で扱ってきた知識を体系的に整理することができたのは非常に良い経験だったと思っています。

当初は余りの大変さに心が折れかけたときもありましたが、
あとはゲラの確認などの付随的な作業だけですので、
終わりが見えてきて、今は気分的にもとても楽になりました。

3年弱に渡る長期のプロジェクトでしたが、我ながら良い仕事ができたのではないかと思っています。
あとは読者の方のご判断に委ねたいと思います。

無事書籍が刊行されて少し休息をとったら、このウェブサイトもリニューアルして、
金融商品取引業に従事されている方にとってより有益な情報を提供できるものにしたいと思っています。

あともう一息、がんばります。

ではでは。

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